浜名湖クロダイ合宿

毎年、サンスイ(池袋店 加瀬さん)主催の浜名湖クロダイ合宿へ参加してきました。(2016/07/24~25)

総勢8名の兵達が浜名湖へ参集し、クロダイサイトフィッシングと言えば「TEAL 杉浦雄三」さんの指導の下二日間楽しんできました。

天候は梅雨の時期もあって、はっきりしない天気でしたが、雨に降られず薄曇りの中で先ずはブラインドやナーバスウォターによる釣りの開始です。

本来ならば、ピーカーン青天の下で、サイトフィッシングが面白いのですが、今回はそうもいかないようでした。!

ソルトの釣りはご存知のように、潮位、潮流、風、水温、太陽の位置、そして、ここ浜名湖は淡水と海水の入り交ざる汽水域等々の様々な条件が絡み合い

、目まぐるしく変化していく状況を判断しながら釣りをするスタイルなのです。それ故に面白さと挫折の繰り返しがこの浜名湖の魅力の一つなのでしょう。

 

肝心な釣りの方ですが、私はブラインドで45㎝のクロダイを釣ることができ、仲間たちも他4名が40~47㎝のクロダイをチャッキしておりました。そして、初心者へのアドバイスは杉浦さんが付き添いで行い、次々とロッドを曲げては歓声を上げておりました。

私たちの目ではとっても見えませんが、杉浦さんにはクロダイが何処にいるか瞬時に探し出し、キャスティング方向・距離を指示してくれます。最初はこの人いい加減なこと言っているのかと思うほど、私たちにはクロダイが見えないのです。でも、その不安から確信へと変えてしまうのが杉浦さんのプロの目なのです。

例えば指示されたレーンへキャストして自分自身は半信半疑でどこにいるかわからないクロダイを想像してリトリーブをするのですが、杉浦さんはクロダイの動きが既に分かっているので、リトリーブ中に「早く、スロー、ロング、早く早く、ストップ、姿勢を下げて」等々傍でアドバイスしてくれます。

ドキドキしながら指示通りリトリーブすると、クロダイ特有の甘噛みが始まるのです(ゴツゴツ ツンツン ビンビン)。この時に緊張感はマックスになり味わってみないと分かりませんが、その時初めて気が付くのです「杉浦さんは凄い」って。

 

今回の合宿で残念ながらクロダイを手にできなかった兵達がいましたが、それで良いのです。きっとまたこの浜名湖へ来るでしょう、何故って「面白いからです」、誰も自分のふがいなさと、今まで味わったことのない世界に足を踏み入れてしまったからです。こんな話があります「よいもの知ってしまった不幸」ってね。(笑)

 

いつも思うのですが、私も色々なスクールやイベントそして合宿に参加してきましたが。サンスイさんの合宿は、他のスクールと違い毎回メンバーが違うため、色々な人と繋がりができ、私の人生の刺激になっております。フライフィッシングは自然やその土地の歴史や風土にふれる楽しみがありますが、もう一つ「人との繋がり」がまたフライフィッシングを一層楽しくしている要因ではないかと思っています。このようなことを楽しくやっていれば、決していざこざがないのにと思うのは私だけでしょうか?・・・・・・・