本日(2018/12/29)は、横浜市在住のIさまです。フライ歴は2年程だそうです。
Iさまはご自分で練習していて悩んでおられるのは、ロングキャスト時にテーリングしやすい事とでした。そして今回の目標としてはテーリングループを作らず、ティペットが撚れずにまっすぐにターンし、フルラインを出せるようになりたいとのことでした。また、渓流でのロングリーダー・ロングティペットを使用した時のキャストで舟形ループのキャストを覚えたい!でありました。
早速、当スクールお決まりの、ピックアップ・レイダウンからIさまに実施していただき、当方で確認させていただきました。改善すべき点が①グリップがVグリップ ②ピックアップ時に急激なロード ③バックストップができていない。そして、フォールスキャストでは、④アーク角が大きくワイドになっている ⑤180度でティップが移動していない、途中で力んでティップが凹んでいた ⑥バックキャスト時クリーピング(ラインが伸びきる前にロッドが動き出している)を起こしている。以上の内容をビデオでIさんに確認していただき、①はサムオントップでスット時のロッドの倒しすぎ防止 ②スムーズなローディング(ラインの重さを感じながらロッドに徐々に負荷をかける) ③バックストップ時にカスタネットを鳴らす要領でしっかりロッドを握って止める ④アーク角度を狭く タイトなループを形成 ⑤ロッドティップを水平線上に沿ってトレースする ⑥バックキャスト時に慣れるまで目でラインを追って伸びきるまで我慢する(待つ)以上①~⑥まで順にトライ&エラーを繰り返しながら2時間程度でループ幅が90㎝になりテーリングも治まり、気持ちよくフォールスキャストができるようになった。後半ではフルラインを出すためのダブルホールを行い実践していただいたが、Iさまは渓流での釣りがメインと聞いて、以前の私と同じように、ラインハンド側の肘が90度に曲がったままシュートに入っているため、ある程度はラインが出るものの、フルラインまではおぼつかなかった。この肘にプラスIさまの癖でシュート時に何故かラインハンドがシュート時にラインに触れたままであったため、ビデを観ていただき指摘した内容を頭から体へ覚えさせて、数回トライした結果、フルラインが出せるようになりました。Iさんは以前サーフィンに夢中になっていただけに、運動神経が良くすぐにコツを体得しました。Iさんは今まで持っていたロッド(SG社)が悪いと思っていたようですが、今回のスクールで自分のロッドを見直したようです(笑)。そして、渓流で使いたかった舟形ループについては、ロッドをグラスロッドに持ち替えて、先ほどまでとは違ったキャスト(バックはタイトにループをつくりフォワードではワイドループを作る要領でロッドのバットを曲げる感じに)に若干戸惑っておりましたが、運動神経が良いのと理屈が頭にすんなり入って、あっと言う間にご自身が納得のいくループできました。その後はいろいろなキャスト(エアリアルメンド等)を交えて的当てゲームに挑戦しました。スクール時にIさまといろいろなお話ができ、特にIさまは北海道に2年程住んでおられたので釣り場の面白話が聞けてとても参考になりました。
今回、Iさまから色々な質問に応えいるうちに、まだまだ自分もFFのことを勉強しなければと感じたスクールとなりました。
Iさまありがとうございました。
追伸 スクール代金は2019/01/08にユニセフへ募金させていただきました。