ベテランへのキャスティングスクール

いはやは、今回(2020/02/29)は神奈川県在住のE様で、ルアー・フライは超ベテランの域に入っている方でした。

 

前回、記述したように新型コロナウィルスが問題で開催を悩みましたが、屋外でもあり濃厚接触を避けて行へばと思い開催しました。今のところは問題なし!(笑)

 

E様のお悩み事は、フルラインを出したときにテーリングが発生するのとリーダーが最後までターンしないことでした。ご本人はかなり色々な場所で練習をされていて、理論的にも既に理解されておりループもタイトに作っておられて、こちらが教える事が無いように思いました。

 

先ずは、お決まりのピックアップ・レイダウンを行って頂きました。よく見るとバックキャストへ入る前に、ロッドさげてから徐々に加速するところを、いきなり力みが入ってしまったのと、バックキャストのポジティブストップ時にアークが保てず後ろへ倒しすぎたためと、更に癖でしょうかロッドハンド側の手首をどうしても外側へ回してしまい、トラキング(面がずれる)となりループがワイドになりそれも下方向へスパイラル状なループになっていました。以上の三点をアドバイスし、ご本人も理論的に十分理解されており結果的には、次のキャストから補正できました。E様のようなベテランだと指導も楽です。

次にダブルフォールで先ずはフォールスキャストを行い問題点が無かったため、次にダブルフォールからキャストアウトを行いました。ここではどうしてもフルラインを出そうと意識が働き、①アーク角度が大きく開き、更に早く投げようとするため、②ストップが待ちきれないためバックキャスト時のループが伸び切らないうちに、フォワードキャストをしてしまいクリーピングを起こし、結果としてテーリングになってしまう。そして、誰もがやるのですが③フォールスキャストの回数が多すぎて途中でループが乱れる。

以上の3点をアドバスし更にバックストップ時アーク大きくならないように(開かない)、ロッドハンドを上につき上げるように意識した結果バックループがタイトになりフォワードキャスト後のキャスアウトでは同じくタイトなループができフルラインをきっちり出せておりました。E様は理解も早く、また普段から、いいろいろな方と意見交換しながら練習しているので早く習得さておりました。E様の釣り歴はルアーから始まり、なんとフライはスペイキャスティングから始めたそうです。また、国内はもとより海外遠征へも積極的に活動されており、休憩時間に色々なお話が聞けて私的にはとても有意義なスクールとなりました。