ご夫婦へのキャスティングスクール

今回は(2020/06/08)、以前お越しいただいた、東京都のW様と奥様です。

要望は、奥様がダブルホールをできるようにとありました。

奥様はご主人と管理釣り場や渓流へ行かれており、フライ経験は少々あるようです。

早速、ピックアップ・レイダウンから始めました。もちろん何のためにピックアップ・レイダウンを行うのか説明してのスタートです。

少々フライフィッシングを経験されているのか、ある程度のところまできていましたが、やはりバックキャストのポジティブストップができなく、悩んでおりましたので次のようなアドバイスをしました。

それは、奥様がサックスを演奏されるので、楽器を例えて「カスタネットを鳴らすように」バックキャスト時にロッドが耳元へ来たときに「カッチ」と強くロッドを握って音を出すイメージで、手を閉じるようにと説明したら、あれよあれよとポジティブストップが決まり、バックキャスト時のループが狭くできて、よい形になりました。次にフォールスキャストではバックとフォワードキャストのタイミングについて、メトロノームのタイミングを刻むことを交えてアドバイスして、リズムよくループがフォワード、バックキャスト時にできていました。そして、ダブルホールに取り掛かりましたが、最初は私がデモンストレーションを行い次に何も考えずに奥様にキャストしていただきましたが、勝手がわからずぐちゃぐちゃなキャストになってしまいましたので、パントマイムを私と一緒に行っていただきました。奥様は楽器の演奏を趣味としているため、私が手拍子でリズムをとって、シングルフォールから始め、ダブルホールへと進めてみたら、奥様はリズム感覚が良いのでアッという間にダブルホールができるようになり、こんな短時間(3時間程度)で出来る人は私のスクールでは初めてでした。気分が乗ったせいか、奥様は少し休まれた後、おひとりでダブルホールの練習を気持ちよさそうにキャストしてしておりました。

今回もいろいろと、私自身も奥様に教えていただいたように思います。有難うございました。この後、ご夫婦で北海道へ釣行にいらっしゃるそうです。羨ましいいかぎりです、楽しんできてください。