シルクライン

随分前から気になっていたシルクラインを買った。

3月、F氏にガイドをお願いして河津川水系を釣りに行った。(2022/3/23)

コロナ禍でお互いに対策を取りながらの釣行である。

前日までは気温が高かったが、当日になって気温が下がり、寒さが身に凍みた。

現場についてお互いに釣りの支度を始め、準備が整いいざ出陣である。出発前にF氏が自慢のバンブーロッドをお披露目してくれた。うぅ~んとても良いロッドを見せてくれた、それを見て私は欲しくなる思いをこらえて褒め称えた。そして思いを馳せて流れに立った。

しかし、昨年暮れに買ったウェイディングシューズを履いて勇んで歩き出したが、どうもつま先が痛く釣りになりそうもなかったので予備のウェイディングシューズに履き替え、気持ちを新たに釣りを始めた。ふと周りを見渡すと、コカゲロウのハッチが始まり、それに合わせてライズもちらほらあり、ライズがあった上流にフライを流すと綺麗なアマゴが釣れた、F氏と肘を合わせて喜びを交わした。そしてF氏がおもむろに、私にロッドを差し出してシルクラインを投げてみてくださいとあり初めて振ってみた、うんなんだこのゆったりした感じは、そしてループ形成はタイトで、とてもしなやか、PVCとは違い巻き癖が付きにくく、バンブーロッドにはとても相性がよい感じであった。暫くシルクラインを操作して、もう頭の中はシルクラインのことしかなかった。その後、シルクラインについて色々教えていただきその良さを引きずり、翌日、「つるや釣具店」のYさんへ連絡してフランス製のシルクラインを注文してしまった。

自宅にシルクラインが届き、早速Yさんへシルクラインの扱いについてノウハウを伝授して頂き、写真の様にラインにオイルを浸透させた。面倒だが、これからじっくりシルクラインを育てる喜びに浸った。この歳になると面倒が丁度いい感じなのだ。(笑)